1 ミャンマーで邦人記者が逮捕されました。
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筆者:平児
2021年4月にミャンマーで邦人記者の北角さんが再び逮捕されました。2月にも逮捕されましたが、このときはすぐに解放されています。しかし、4月の逮捕時は大変危険な状況だと思われました。朝日新聞DIGITALの記事「ミャンマーで拘束された日本人記者 禁錮3年の可能性も」によれば、禁錮3年の可能性とされています。そればかりか、ミャンマー軍の、最近の動向を見ていると、殺害される可能性や拷問を受ける可能性も否定はできない状況でした。
※ 朝日新聞2021年05月13日「ミャンマー、デモ取材記者に実刑 強まるメディア弾圧」によると現地記者に禁錮3年の系が処せられている。
実際には、釈放されて日本へ送還されて5月14日に成田に到着しました。これは、ひとつには多くの方が、この事件に関心を持っているという意思表示を、SNSやブログであげたことも、北角さんを助ける一助となったのだと思います。
さらに署名活動「ミャンマーで拘束されているジャーナリスト北角裕樹さんの釈放を求めます!」も重要な役割を果たしたと思います。
この記事は、当初は、SNSなどでミャンマー軍に北角さんの釈放を呼びかけることを訴えるために、平児のブログにアップしたものです。
北角さんは釈放されましたが、報道人が国外へ追放されたということは、ミャンマー国軍の暴挙と言えます。この暴挙に抗議するために、北角さんがミャンマーでどのような活動をしていたかについての関連の動画を紹介します。
2 ミャンマー国軍に圧力をかけるためにできることを!
また、ミャンマーにおける市民への弾圧に重大な関心を持ってるということを軍事政権に知らせるために、日本の国民が北角さんの動画を拡散することも重要だと思います。
そのことがミャンマーの人々を救うことの一助になると思います。皆様も、同意して頂けるなら、これら動画を拡散して頂けませんか。
3 日本政府は北角さん救出に力を尽くしたのか
それにしても、日本政府の動きが伝わってきません。この報道によっても、当局に問合せをした程度のことしか分かりません。
外国で、軍事政権に不当に邦人が逮捕されたにもかかわらず、菅政権の消極ぶりは目を覆うばかりです。北朝鮮に拉致された邦人や、かつてテロリストに拘束・殺害された邦人のときもそうですが、あまりにもフリーのジャーナリストやボランティアなどに対して、我が国政府は冷酷すぎます。
これが、米国政府であれば、国のトップが声明を出しているでしょう。残念ながら、このような場合には、日本政府にも圧力をかけることが必要なようです。
日本政府は、世界各国で日本人ジャーナリストが弾圧された場合には、その救助に全力をあげろ!世界中が見ているぞ、とこの機会に声を大にして言いたいと思います。