1 聖火が始まった
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筆者:平児
聖火が始まった。
平児は、聖火のそれぞれの走者には応援をしたいと思っている。でも、聖火でコロナの感染者が増加することは、やはり怖い。政府からは、コロナ感染者の拡大防止対策の効果について、納得できる説明がないからだ。
Twitterを見ていても聖火とコロナに関するTweetは多い。命と五輪のどちらが大切なのかという疑問を感じているのは、平児だけじゃないようだ。
コロナに関して、国会でこんな議論がされていた。
医療崩壊で救える命が救えなかった、その事への反省もなく、それどころか消費税を財源にした「助成金」を出してまで病床を減らそうとしている。
— EMIL (@emil418) March 25, 2021
質問に対し総理は答弁にすら立とうとせず、厚労大臣は逆切れした。
(2021.3.25参院予算委員会/田村智子議員) pic.twitter.com/EOP77AGtKn
GoToで第三波を引き起こした安倍・菅政権が、今度は五輪で第四波を引き起こそうとしているのではないかと思われている中で、一方では医療機関を減らそうとしている。私たちの命と健康をどう思っているのだろうか。
2 与党とか野党とかでなく、言っている内容で判断する
ここで、ひとつお断りしておく。平児は、これまでも言ってきたが、自民党は気持ちが悪いと思っている。また、SOGI(LGBTQ)差別の杉田水脈議員や、生活保護バッシングの片山さつき議員は嫌いだ。だけど、特に支持する政党があるわけではない。
政治を見るときは、偏見を持たずにその内容で見たいと思っている。このブログで政治家の意見を紹介するのも、政党ではなく内容で判断している。ただ、野党の方が真っ当なことを言っているので、どうしても野党の意見を多く紹介することになってしまうだけのことだ。
自民党が、紹介したいなと思うような発言をしてくれたら紹介するのだけれど。今まで見つけられないでいる。
3 聖火には誰もが不安を感じている
報道を観ても、誰もが聖火に不安を感じているようだ。ざっと目についただけでも、聖火に危惧の念を表明する内容の記事は多い。
- 東京新聞 2021年03月26日「聖火リレーに『コロナを広げる気か!』と怒り 五輪最大スポンサーも『ナチスと同じ愚は犯すな』と鶴の一声」
- 読売新聞 2021年03月27日「『聖火リレーの火を消すべき』…米メディア寄稿『偽善・危険性・ばかばかしさ浮き彫り』」
- 東京新聞 2021年03月26日「【動画あり】聖火リレー 大音量、マスクなしでDJ…福島の住民が憤ったスポンサーの『復興五輪』」
- 日刊ゲンダイ 2021年03月26日「『聖火スタート』に国民の嘆息 ドッチラケ五輪強行3兆円」
- 朝日新聞 2021年03月23日「黒木瞳さんが聖火ランナー辞退 沿道に観衆、感染を心配」
政府が五輪を推し進めようとしている中で、右翼の反発を恐れず、はっきりとご自身の考えを表明された黒木瞳さんに、平児は敬意を表したい。
4 聖火をただちに止めろ
聖火も五輪も人が集まる以上、密状態は避けられない。集まった人たちも、時間帯によっては飲食店で飲食をするだろう。経済活動にはプラスかもしれないが、感染者数を増やすことは否定はできないだろう。
菅総理も小池知事も、聖火と五輪による感染者数の増加についての推定数を公表していない。また、感染対策の効果も不明なままだ。
仙台でも大阪でも感染者数の増加がみられる。このようななかで、聖火が通過したら、感染者が増加しないわけがない。このような状況下で、聖火はただちに中止するべきだ。
人の命よりも大切なお祭りなんて、この世に存在致しません。
— おった (@tobotta) March 25, 2021